2025.6.23
大変長らくお待たせし誠に申し訳ありません。
オーバーホール作業がすべて完了いたしました。
↓分解の様子
<チェック項目と結果について>
・ゼンマイ持続時間(規定時間約48時間)・・・OK
・防水検査(規定性能3気圧)・・・OK
・精度(全巻時)・・・日差0秒〜+10秒
※精度は時計の姿勢やゼンマイの巻上状況によって変わります
※パーツに負担がかかるため止まった時計を動かす際は強く振らぬようお願いいたします。
軽く揺するかリューズを使いゆっくり10回転程度巻き上げてご使用頂くことをオススメします
※カレンダーを早送りさせる場合は、時計の時間で午後8時から午前4時の間は操作しないようお願いいたします。
上記時間帯は日付を送る歯車が噛み合う時間帯でその際に早送りを行うと歯車に負担がかかり破損につながる恐れがあります。
<参考リンク>
【動画でわかりやすく】カレンダー早送り操作禁止時間帯について
<長期間ご使用にならない場合>
月に1回程度は稼働させてあげてください。
内部潤滑油の凝固等故障の原因を防ぐことができます。
時計は引き続き大切に保管いたします。
ご都合よろしい際にご来店くださいませ。
また時計に関するご相談等ございましたらお気軽にお申し付けください。
以上ご確認よろしくお願いいたします。
2024.9.2
お預かりした時計についてお見積もりが完了いたしました。
詳細は下記をご覧ください。
【お預かりした時計の状態について】
<外装について>
全体的に通常使用と経年変化による擦れキズ・汚れ等がございます。
事前の防水検査(3気圧)はNGでした。
パッキン等交換いたしますが年代物の場合はケースの経年によって
防水機能が回復しないことがほとんどです。
(多くのメーカーでは20年以上経過したモデルは防水保証がつきません)
大変申し訳ありませんが様々試してみても改善されない場合は
非防水の時計としてのお戻しとなる旨何卒ご了承願えれば幸いです。
<内部機械(ムーブメント)の状態について>
↓内部を詳細に点検いたしました。
不具合の原因は下記画像の3番車という歯車のカナ(小さな歯車)のカシメが緩んでしまったことによります。
本来は下記画像のように歯車の中心部に固定されているのですが、外れてしまったことで動力が伝わらず、
時計は稼働しているものの時分針が動ない状態となっておりました。
こちらは一度緩むと完全には修復しないため交換となります。
また分解を伴うためオーバーホールも必要になります。
そのほか全体的に潤滑油が劣化しはじめておりますが
交換が必要なパーツはございませんでした。
<お見積りについて>
以上の点を踏まえてお見積もりをご提案させていただきます。
ご確認およびご検討よろしくお願いいたします。
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・オーバーホール(OH)基本料・・・ ¥32,000
・3番車交換・・・ ¥28,000
・追加依頼割引(OH基本料15%OFF) ・・・ ¥-4,800
・消費税・・・ ¥5,520
計 ¥60,720(税込)
※事例紹介割引をご利用頂くとオーバーホール基本料金がさらに5%お安くなります
※オーバーホール完了についてパーツ海外取寄につき約7週間〜を予定しております
※見積についてご検討頂いた結果は、下記フォームより送信ください。